最近の記事は、完全に自己啓発や能力開発から逸脱してしまい、、
ブレまくっていますが(^_^;)



( 本題の「 りんごペクチンが放射能を有するセシウム137のデトックスを促す 」
というテーマの記事 )に入る前に・・・ )




 
4月下旬に作成した、この記事に追記しますが

 チェルノブイリの事故で被害に遭ったベラルーシで生活している日本人の方が書いた
ペクチンを多く含む野菜や果物とその目安環境不適応症候群とその改善法の記事も
内部被曝によるリスクを減らすという点でみて日本人として有難いです。
 この方のtwitterとかも参考にされるとよいのではないでしょうか?



あれこれの文献を調べてみると「 梅干し 」もよいそうです。(  出典  )
 梅干しは、酸っぱいですが強力なアルカリ性食品なので、
肉類が大好きで油っこい食事をしている方には、
食生活のバランスを取るのにもよいかと思います。


また

( 少し手間ですが )

  梅の果汁を煮詰めていって梅肉エキスを作るとムメフラールという新成分が生成され
これが血液の流れをよくしてくれる効能( 作用 )があるのだとか。
 ( この新成分は食品総合研究所の研究チームによって発見されたもので、
あれこれ調べてみると、梅の果肉に含まれるクエン酸と反応し
エステル化して生成されるもののようです 出典 )

 梅肉抽出エキスから、さらに精製濃縮し処理したMK615という
新規抗がん剤の研究もされていました。

 日本人が伝統的に「 梅干し 」の形で食してきた梅っていうのは
科学的検証のほうが後追いしているような感じでして、
とにかく凄いみたいですね。

  先にご紹介したMK615については、マウスで実験した結果、放射線による疾病、障害を和らげる可能性が示唆された・・というような内容の論文もありました。
 
    http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/20937010
 
  ※( MK615を青梅から加熱濃縮して高濃度化して純粋なものとして抽出するのは
個人レベル〔 一般家庭レベル 〕では到底無理ですが )
  家庭でできる梅肉エキスの作り方については以下のサイトに作り方が掲載されています。
  
    ↓ ↓ ↓

 梅肉エキスの作り方

  ここまで手間をかけずに出来るだけ簡単にすませるには、この資料を見る限りでは、市販の梅干しを( 成分や水分を逃がさず、
かつ100℃以上の水分が一定時間保持された状態で

「 蒸し焼き 」になるように )アルミホイルに丁寧に包んでフライパンか金網とかで
弱火で軽く火あぶりにしたら、そういった機能性成分が少しは生成されるんじゃないか?

多少はよいのじゃないかな?という気もします。

 よくよく調べてみたら、家庭で出来る焼き梅干しの調理法も公開されてはいるようです。


 さて

 本題の「 りんごペクチンが放射能を有するセシウム137の排出を促す 」という件ですが


 チェリノブイリの原発事故で放射能汚染された食品を知らずに
何年間も食べ続けることで内部被曝し、いろんな慢性的な疾病に苦しんでいた子供たちに
リンゴペクチン( Apple pectin )を与えたところ疾病を引き起こす元凶のひとつである
体内に蓄積し残留したセシウム137を体内から減らすことに貢献したという嬉しい研究報告書がありました。


( この報告書はフランスのIRSNのペクチンに関するレポートをざっと見る限りでは、もっと厳密な実験をするべき、というような論調で高く評価をされてないようですが )
 論文の評価が低いから・・とか・・そんな悠長なことは言ってられないのではないかと・・
 暗中模索状態ですけど・・とにかく、よさそうなものは試してみるしかないと思っています。




この論文によると

りんごペクチンを16日間経口摂取したところ、体重1kgあたり38.4 ± 2.4 ベクレルの放射能( 放射線量 )が検出された子供たちの群では39%、

体重1kgあたり122 ±18.5 ベクレルの放射能( 放射線量 )が検出された子供たちの群では28%、
摂取前よりも体重1kgあたりの放射能( 放射線量 )が、それぞれ減少したのだとか。


( こういった研究分野の第一人者であったネステレンコ博士が論文で紹介した
りんごペクチンと同等の作用があるかというと、、それは勿論、大きな疑義と不合理がありますが、りんごペクチンの作り方のレシピや動画も探して掲載していますので、それだけ知りたい方は、このページをずーーっとスクロールした最後段をご覧ください  )




で、、
上述しました、りんごペクチンが体内に取り込まれた内部被曝の原因物質のひとつであるセシウム137の排出を促すというネステレンコ博士の論文の原文につきましては、PDFでその概要を確認できますので、抜粋して紹介します。



http://www.smw.ch/docs/pdf200x/2004/49/smw-10219.pdf

以下、上記論文を抜粋引用

( ここから )



Relationship between Caesium (137Cs) load,cardiovascular symptoms, and
source of foodin

“Chernobyl” children - preliminaryobservations after intake of oral apple
pectin

 G. S. Bandazhevskaya, V. B. Nesterenko, V. I. Babenko, I. V. Babenko,


 T. V. Yerkovich, Y. I. BandazhevskyInstitute of Radiation Safety Belrad,
Minsk, Republic of Belarus

 Summary

Seventeen years after the nuclear power acci-dent at Chernobyl, most of
the radio-contamina-tion among the population of Southern Belarusis caused
by incorporation of long-lived radio-isotopes.

The varying levels of 137Cs observedamong children in this area are explained
by thesource of their food, especially by the consumptionof contaminated
milk produced privately.

We stratified children from rural areas ofBelarus (caesium [137Cs] contamination
>5 Ci/km2)by their 137Cs loads into three distinct groups(group 1, <5
Bq/kg body weight [BW]; group 2,38.4 ± 2.4 Bq/kg BW; group 3, 122 ± 18.5
Bq/kgBW).

We determined the relationship betweenthe 137Cs load and the children’s
main source offood and recorded their cardiovascular symptoms.Cardiovascular
symptoms, ECG alterations, andarterial hypertension were significantly
more fre-quent in children with high 137Cs burden than inchildren with
very low 137Cs burden.Children with moderate and high 137Cs loads(groups
2 and 3) received apple pectin, a foodadditive, for 16 days. Apple pectin
significantlydecreased 137Cs loads in these groups (39% and28%, respectively).
ECG alterations improved,while cardiovascular symptoms and hypertensiondid
not change in any group.Key words: Chernobyl nuclear power accident;caesium
contamination; cardiovascular symptoms; hy-pertension; apple pectin

( ここまで )

食品のなかには、放射性物質に直接結びついて、それが体内に吸収されるのを防止したり、放射性物質の活性を低下させたり、その排泄を促す作用のあるものが幾つかあって

 なかでも

りんごペクチンは、主に胃や小腸等の消化管で放射性物質( Cs137 )をイオン結合させることで取り込んで体外に排出する働きが強いようです。

上記の論文にもありますようにネステレンコ博士は、長年の研究でリンゴペクチンを摂取するとCs137を体外に排出しやすくなることを突き止めて・・・

 こういった結果を踏まえて、実際に、チェルノブイリで内部被曝の著しい子供達にリンゴ
ペクチンをベースにした錠剤( ビタペクト2 )を処方することで、大きな成果を挙げているのだそうです。
  


水に溶ける錠剤で、大人でも子どもでも、これを一ヶ月間服用すれば

30%から40%の放射性物質を体外に排出できるのだとか。



 
 福島原発の事故( 水素爆発等 )によってホットスポット( 濃厚汚染地域 )になってしまったような地域はあるにしろ

 ( 現時点で )チェルノブイリ原発と同レベル以上の放射性物質が広いエリアかつ多くの地域で土壌に含まれるとは思えません( 思いたくない )し

 周辺地域のモニタリングについては国や県の真剣な調査で、その全容が明らかにされつつありますので、、( 現時点で )上記論文に書かれているような人体汚染を招いて将来、癌を発症したり、体調不良で苦しむような方たちが日本において多数発生するとは思いたくないし

 将来を担う子供の健康という点でも( 2011.4の時点で )ベラルーシの子供たちのように措置が遅れて高濃度のセシウム137やら放射性ヨウ素に汚染されている食物を知らずに何年間も食べ続けて、健康に害があるほど放射性物質が残留している子供( 乳児 )たちが日本にいるとは思えません。( そもそも私自身が、客観的なデータを知り得る立場にないですので思いたくないという願望も含めてありますけど・・ )


 実態調査もせず、汚染されていることも何年間も知らせなかった地域もあるとされているチェルノブイリ原発事故のときとは明らかに違う、、こういった深刻な調査や取り組みが、事故後にされているようですので

 ベラルーシのゴメリ州の子供たちのようにはならないと思っていますし、そうならないことを願っていますが

 ホットスポットになったりして土壌等が汚染されていることは
モニタリング結果の事実から疑いようがないです。


それに

WHOの原子力に関する緊急事態発生時における食品安全についての報告においても
 「 放射性セシウムは長年にわたって自然環境に留まり、
食品および食品生産に関する問題、ならびに人間の健康を脅かす問題をより
長期間にわたって引き起こし続ける可能性がある。 」
として 懸念されていますので

放射線による発病の予防のためにりんごペクチン等を食生活に加えて、
食生活に潤いを持たせつつ体外への排出を促進できる可能性があるというのは朗報だと思いました。










 ペクチン自体に整腸作用があるのは、大抵の方がご存知のことと思いますが

それ以外にも

最近の研究によって

リンゴペクチンの摂取によってヒスタミンが関与するアレルギー疾患の予防にも効果が期待され

高脂血症など生活習慣病の予防にもリンゴペクチンは効果があることもわかっているそうです。

 ( 出典 リンゴ摂取による気管支ぜん息等アレルギー疾患予防効果の解明 )


 
 
 りんごペクチンの作り方も丁寧に解説したサイトがありましたので念のため掲載しておきます。

神奈川県農業技術センター  りんごペクチンの作り方

http://www.agri-kanagawa.jp/nosoken/nousankako/apple-pectin-01/apple-pectin-01-002.htm



  上述のレシピが、ネステレンコ博士が論文で紹介した、りんごペクチンのレシピと同等の作用があるかというと、それを期待するのは無理があります。

それに・・このサイトにあるようにネステレンコ博士が開発したビタペクトや
ビタペクト2のようなペクチン製剤の効果を生のリンゴの摂取で求めようとしたら、
ビタペクト2だと
毎日最低1日3キロ分( 約15個 )のりんごを
一定期間、毎日食べ続けなければならないようですので、どう考えても合理的ではないです。


 最も重要な事は

  
( 現時点で )ベラルーシの子供たちのように放射性物質に高濃度に汚染されている食物を
全く知らずに何年間も食べ続けて、
健康に害があるほど摂取して放射性物質が体に残留している子供( 乳児 )たちが
日本にいるとは、個人レベルで知り得るデータでしか評価は出来ないにしろ、

冷静に観ても到底思えない、、という事ですが

 半減期の長いCs137等の放射性物質が、いろんなルートで
体内に残留するリスクは福島第一原発の事故以降、明らかに高まっていますので



 腸内環境を整えて、よりヘルシー、もっと若々しくなるという視点で


  普段の食事のなかに内在の免疫作用を刺激し活性化する果物を規則的に適量取り入れつつ 
 

  そのなかに放射性物質の排出を促すとされる「 りんごペクチンレシピ 」をひとつ添えてみるのも楽しみが増えてよいのではないでしょうか?

 






THE JOY OF JAM - Apple Pectin  という動画もご参考までに・・






 りんごペクチンの機能性について、もっとお知りになりたい方は

 りんごペクチン講演会も参考になるかと思いますので。



PS

 ペクチンは、あまり熟していないりんごや柑橘類の果皮に含まれる成分( 水溶性の植物繊維 )でリンゴの搾りかすやら柑橘類の皮からも抽出することが出来ます。

( 具体的には、ちょっとべたべたした、、とろみのある成分で、工場で果実からジュース等を作るときは、ペクチンが多いと搾汁率が下がるので、ペクチナーゼという酵素剤とかでペクチンを分解させることで、果汁分をより多くする工夫がされています )


 リンゴ以外にも

  オレンジやレモン、グレープフルーツなどの柑橘類、あるいは、桃やらぶどうやらにもペクチンが含まれていますし、野菜ではトマトやニンジンにもペクチンが多いのは、私もよく知ってましたので、ペクチンを含んでいるものならどれでも同じ作用があるのじゃないかな?とあれこれ海外の論文も結構あれこれ物色して調べてみましたが

 探し方が足りないのか、柑橘系のペクチンがセシウム137やらストロンチウム90の排泄を強く促す、、というような論文を( 今のところ )探すことが出来ませんでした。

 ネステレンコ博士らが開発したビタペクト2は、ウクライナで製造されているものですので、念のため日本で販売されているか調べてみましたがサッカリン等、諸々の規制の問題があって日本では、販売されていないようです。

  サプリメントについては、あれこれ探してみたら、楽天でアップルペクチンのサプリメントが販売されていまして福島の原発事故以降、急に注文が殺到し始めて、あっという間に人気商品になったようです。

 
 

 ちなみに・・

 食事やらに細心の注意を払ったからとて、( もちろん、そういったことは大事ですが )もっと大事なのは、心を積極的にすることであって、心身不統一の生活をして感じせしめる感応性能が不良化して、その調子を崩して心が消極的になって、気持ち自体が弱っていったら、そっち方面から免疫力が落ちてしまいます。

 なので免疫力を高めるという点でも、

「 成功の実現 」「 心に成功の炎を 」等の書物を参考にして
天風哲人が体系化した心身統一法( の原書 )を学んで、

心身統一の生活を心がけるようにすると

生活するための生存する方面の根っこのところの力が勢力を増して、

どこがどうということもなく日々の生活が生き生き明るく力強くなっていくので、
これが一番良いのじゃないかな?と思っていますので、

この記事をお読みの読者は、心身統一法の原書である「 成功の実現 」などを研究為さることを
切にお薦めします。




 
 
  余談ですが

 食べる時はゆっくり、よく噛む、水でも噛んで飲むことを推奨したとされるインドのガンジーを真似る、、ほどはいかなくても、とにかく心地よく噛み砕く回数を意識的に多くして唾液分泌を促すことで、消化吸収されやすくなって排泄もスムーズになって基礎代謝も 高めることが出来るのではないかと思います。


 




 PS

以下の記事を読むとビタペクトの開発者で放射線防護法の教育に命を賭けたネステレンコ博士も信念の方だったようです。
( この記事によると既にお亡くなりになっているようでとても残念ですが )


 ビタペクトを製造しているベルラドの経緯

 http://www.k-mariko.com/old/sukuokai/belrad.htm

 
 さらに追記で内部被ばくについてはスピルリナやケフィアがよいという記事もありますので
 リンク先を紹介しておきます。

放射能対策としてのスピルリナ

放射線防御作用 ケフィア