中村天風という方は、本当に偉大な方だと思います。



 私は、数年間、この天風先生の方法論を知って、その効果を強く実感して以降、守・破・離しようとして


守りつつ、いろんな自己向上( 自己啓発 )書に取り組んで試してきましたが
なかなか破れません。( 苦笑 )

 
 

私は、記憶喪失になっても( 笑 )1と1を足したら2になるということを忘れたとしても・・九九を忘れても・・( 笑 )

これだけは! 絶対に忘れたくないことがあります。

それは、何かと言いますと・・。

天風先生が解明した方法なのですが・・。









 こころの 













 態度を












 積極化する














方法( スキル )です。( 笑 )





つなげて書くと「 心の態度を積極化する方法( スキル ) 」です。( 笑 )
私は、記憶喪失になっても、これだけは忘れたくないのです。

もう少し、深い解説をするなら、「 心の態度を積極化する方法 」の
「 心の態度を 」 と「 積極化する 」の間にも「 言葉 」が入ります。




 それは・・( いかなるときも )という言葉です。




 私が、記憶喪失になっても忘れたくない方法( 知識 )は

「 心の態度を( いかなるときも )積極化する方法( スキル ) 」だけは、絶対に忘れたくないのです。



 例えば、V・Eフランクルという方・・
 このフランクルという方は、アウシュビッツ強制収容所という過酷で下劣で屈辱的環境のなかで

「 心の態度を積極化 」し続けた偉大な心理学者です。

フランクルの著書は、学生時代に、ちょこっとしか読んでいない( 理工学部だったのに、こういう本ばっかり読んでいた )ため、きちんと理解できているかわかりませんが、フランクルは、人間が実現しうる価値は3つあると言うんですね。




まず   「 創造的価値 」




これは、人間は活動を通じて( 創造を行うことができる )というものです。
創作活動、芸術・・など無価値のものから価値高いものをつくり出して楽しみ喜ぶ存在だということ。




次に   「 体験価値 」

これは、自分に何が起こるかということ。 人間は( 自然や芸術に触れ感動を体験して、情味を味わうことができる )というものです。

そして、お待ちかね? 最後の   「 態度価値 」





これが最も偉大な価値であり、これは、大きな困難に直面したときや、変えることのできない運命に対して、( 反応を選んで人間としての勇氣と品格、そして威厳を保持する )というものです。
 
フランクルは、「 態度価値 」が、人間の最も偉大な価値であるとおっしゃっていますね。


「 創造価値 」や「 体験価値 」は、両親の遺伝的な性質を受け継いでいたり、産まれ育てられた環境や幼児期の体験とかに、ややもすると影響されてしまう価値ですが、最後の「 態度価値 」( 出来事から来る刺激に対して反応を選択する力 )だけは、この価値を示しうる限り人間は価値のない存在になりえないと説いています。

実際、フランクルは、アウシュビッツ強制収容所というこの世の「 生き地獄 」・・人間としての尊厳を失いかねない「 苦悩の極みの極限状況 」のなかでも高い精神性( 積極精神 )を保って、人格崩壊せず、死の陰の谷を潜り抜けました。

そして、フロイトの精神分析を批判して、「 実存分析 」という人生の意味を問う分析手法( 方法論 )を創始なさっています。

ナポレオン・ヒル博士やニューソート思想に深い影響を与えたジェームズ・アレンも、やや我田引水的になりますが「 すべて、思いのまま! 7つの黄金法則 」( 知的生き方文庫 )のなかで、こう書いています。

「 健康な体を手に入れたいなら、( 心の態度を積極化して )心を美しくすることです。
恨みや妬みや失望は、わたしたちの体から、健康や若々しさを奪ってしまいます。 」
と・・。

ですが、アレンらのご著書を注意深く読んでみるとおわかりのように・・

翻訳することで原著の味わいが消失してしまったのかもしれませんが

心の態度を積極化しなさい!
心を尊く、清く強くなさい!
と、( 高い所から )命令しスローガンを掲げるだけで、人間というものは、なぜ( Why )心の態度を積極化できないのか?という原因を深く解明していないように感じます。

もうちょっとBrokenにぶっちゃけると・・

こういうことを書きますと、また、アレンやらのファンの方からクレームのメールが来るので( 実は )あんまり書きたくないのですが

アレンは、「 あなたは、心が尊くないし、強くもない・・(B)だから、ほれ見なさい・・あなたは、そういう内側の思いに反映した 不幸な環境 が現実化するのですよ! 」と事実( 現状 )を述べて・・

だから、健康も運命もよくなりたいなら、心の態度を積極化して、強く尊くありなさい!!!(A)と書いています。

そういう事実認識をきちんと自覚したとしても、(B)という現状から、(A)という理想の心の態度に持っていくプロセスに大きな空白( 段差 )があるのです。

正確に伝わっているか不安ですが・・。

もしかしたら、アレンやらヒル博士のほうが・・あるいは、フランクルのほうが、天風先生よりも「 心が尊く強く清かった 」のかもしれません。

実際、アレンという方は、大企業の役員秘書をやっていたのに、突然仕事を辞して、質素倹約を旨とする簡素な生活を追い求めていますから。

しかし、アレンは、(A)という理想の心的状態に氣づかせてくれ、思い出させてくれますが、(B)から(A)にいったいどうしたら心の態度を積極化できるのか?という方法論と

なぜ心の態度を積極化できないのかという原因に徹底的な究明を施しておらず、曖昧なのです。

お疑いなら、著書を、( そういう問題意識と目を持って )お読みになったらわかりますよ。

そういう点では、天風先生の処方した方法論( 薬 )は

心の態度を( いかなるときも )積極化するという部分に特化したなら、積極化できない原因も相当深く解明なさっているし、方法論( レシピ )も、「 言い訳 」が出来ないほど時間もかからず、小学生でも出来るくらい実に簡単です。
 
 だから、私のような泥かすのような心で、かつ、面倒くさがりで・・頭でっかちの人間にも「 効いた 」のだろうと思います。

 ちなみに、深い部分は、直接の言葉で述べていらっしゃる本を味読しないと味わいが薄れてしまうと思います。

「 成功の実現 」「 心に成功の炎を 」がとて深いですので、お読みになったらいいかもしれません。



 そういう目で演繹的にV・Eフランクルの自叙伝的体験記録 「 夜と霧 」( みすず書房 )なんかも速読してみると

 天風先生が提唱していらっしゃる方法論をフランクルも( 無意識に )使っていることに氣づきます。

 根拠を挙げると・・

 ちなみに、私の書いていることをお疑いなら、「 夜と霧 」( みすず書房 )をお読みになったら嘘じゃないとわかります。

 収容所に収監されたフランクルは・・

ちなみに、フランクルの奥さまは、非常な美人な方だったらしいのですが

1 ぼんやりした頭で、妻の精神的な像を( 直視しつつ )愛しみつつ想像して自らを充たしながら浄福に包まれて( 過酷な労働に氣を失いつつ )寝入ったり・・

これは、天風先生がおっしゃるところの「 観念要素の更改法 」を自分の心を守るために( 無意識に )実行されていたように感じます。


 2 ユーモアを自覚的( 超越自己 )に用いて不安な環境から距離をおくようにしたり

 これは、天風先生がおっしゃるところの「 特定意識による思考の客観化 」と「 鏡を用いてにっこり笑って暗示を呟く信念煥発法 」という方法論に酷似しています。


3 現在の環境や苦悩の上に( 想像力を応用して )トリックを施して

 突然、明るく照らされた美しくて暖かい大きな講演会場の演壇に立って、ゆったりしたクッションの椅子に興味深く耳を傾けている聴衆を前にして、「 強制収容所の心理学 」について語る自分自身を心に描いて想像したり・・


 これは、「 無邪氣に想像力を応用して自分の価値高い念願、宿願をはっきりと心に描くことを絶え間なくやる 」という方法論と( ほぼ )同じです。

 このように、フランクルは「 心の態度を積極化する方法 」をきちんと使っているのです。

 フランクルの方法論は、特に2番目を強調しており、1番目と3番目は秩序的に体系化していませんが・・。

 特に2番目は、心理学用語ではメタ認知という言葉でも解説されていますね。
 自分の思考や感情の動きを、あたかも別人が見ているかのように観察して表現する方法です。
仙道では、俯瞰法を基軸とする俯瞰的なものの見方のことです。
NLPでは、複数の視点を持つ( ポジション・チェンジ )ことを指します。



例えば、NLPでは、第1ポジション:自分自身の視点から問題を明らかにする
第2ポジション:顧客の視点から問題を明らかにする
第3ポジション:第3者の視点から問題を明らかにする
第4ポジション:第1〜第3の視点を俯瞰する
という方法論に該当するかもしれません。

ちなみに、私はNLPの専門家ではありませんので・・。

このように、「 心の態度を積極化する処方箋 」という点では、私が知りうる限り、天風先生の方法論が積極化できない根本理由を多面的な角度から解明しており、その対処法を最も簡単で誰でも実行できる形に秩序化しているのです。

各論では、もっと専門分化した技術がありますが、誰でも手軽にどこでも出来るように「 心の態度を積極化する心の特別なお手入れの方法 」をレシピにしたのが天風先生の偉大なところだと思うのです。

 だからといって、私は、財団法人 天風会に入会しているわけでもないのですが・・これ以上、簡単な「 心の態度を積極化する方法 」は今のところ
発見できていません。

 今でも、図書館で自己啓発書を物色し、速読したりしてもっと、優れた方法論を探しているのですが・・。



( 参考ページ )

夢を叶える宝地図のこと・・ちょっとした秘訣
 ↑ ↑ ↑
 この宝地図・・うまくいく方とうまくいかない方・・思いっきりワカレルようでして
 ・・私も原因がよくわかりません。

  ↓ ↓ ↓
願望実現のパターン 潜在意識が活性化すると 無意識の活用と自己実現

  
 何れにしろ・・どんな能力開発やら自己啓発の学習をするにしろ・・
  心のお手入れといいますか  
   潜在意識のクレンジングと自己統御のための意志の煥発が重要というのは・・非常に痛感します。  
   

宝地図の実現力を高める方法 自己実現( 願望実現 )・・自己啓発のためのテープ学習とかも参考になるかもしれません。

欲する事柄をグングン引き寄せる・・習慣化のための日常心得

 上記をベースにそれぞれ・・あなたのライフスタイルに応じてアレンジ為さってもいいかと思います。