※「 君の名は。」という映画については、

ひどく酷評する評論家の方も多いみたいで、とりあえず普通に私の奥さんも感動してたんですが・・

( 普通に感動する嫁さんでよかったと思ってます。ただし・・辛い決断を人知れないとこで何度もしてきたような方の場合は・・そこに別の何かを投入してしまい・・心を揺さぶられるらしいです )




と言うことで・・今回もこの映画をトピックにし追記してみます。








さて


私も考察記事を書いてますが、この映画を見たうちの子供から質問されたことの一つ目は

「 瀧と三葉が相思相愛になるのが唐突すぎてわからなかった・・」ということでした。


好きになるのに理由は要らないと言い捨てることも出来ます。



しかし、質問してきた子供にも同じことを言ったのですが

この映画は展開が早いので少しわかりにくいかもしれないけれども

三葉や瀧が、その時々の情況において、いかに振舞ったか?その反応・・台詞や行動を含めて思い出しながら、一つ一つ振り返って、登場人物たちの行動を立場を自身に置き換えて点検したところ、お互い好きになるということに、そんなに唐突感はありませんでした。


瀧が三葉を好きになるのは・・

○三葉の現代っ子的清楚さや「 着物をさらりと着こなし、組紐を手際よく編む、ゆかしい美しさ 」等・・

 三葉ボディにステイしたら( いくら鈍感で奥手で朴念仁な )瀧であっても、その周辺事情や周囲の反応から、そういうのを暗黙の了解で十分察することができる



○朝食やらも妹と協力して分担して準備するしっかり者というのも明らかに察することができる

○よき友達がいることから性格も推定できる

さらには・・

○瀧の体にホームボディした三葉は、いきなり初日から新宿のカフェのアルバイトに
適応( 順応 )しガミガミ怒鳴られながらも奮闘できる・・めげない積極性<たくましさ>・・
それでいて、さらっと刺繍ができる女性らしいところ・・等々

その魅力を挙げたらキリがないでしょう。



三葉が瀧を好きになるのは・・

○瀧が正義感が強く思いやりがある・・さばさばしてる( からっとしてる )ことが随所に垣間見えている・・



○よき友達がいることから性格も推定できる


 それに・・本来は、父親がサポートして三葉を楽にしてあげるべきことを瀧が代わりにやって三葉を守ったところがある
 
三葉は学校で、嫌がらせを受けても「 宮水家の三葉 」としての立場やら、いろんなしがらみに縛られ( 肩身の狭い思いを抱えつつ )じっと耐えてたわけですが・・
( 三葉ボディにステイした瀧 )が美術室で机を蹴り倒して、、これ以降は、嫌がらせ3人グループに文句を言わせなくし、もっと堂々としたほうがよいとスマホでアドバイスしたり・・

 三葉たちのために、( 三葉ボディにステイした際に )ノコギリを片手にお手製のオープン・カフェを作ったりしている
 
 口では生活防衛のため意地を張り合って口喧嘩しているように見えるけれども、これは、ある意味、もはや親しい身内的なダイレクトのやり取りでして・・
内心は違うやろ・・あんたら・・ごちそうさま・・という雰囲気が映像や声優さんの声音から、そのように解釈してほしい・・という制作者の意図が何となく読み取れたので・・

次のメインのうちの子からの質問は

「 テッシーとさやかが、なぜあんな大胆な行動をとったのかが、もやもやしてわからない 」ということでした。


脇役の一人のテッシーやさやかも実に魅力的なキャラでして・・どうしてああいう行動をとらせたか?製作者はどう読み取って欲しいのか?というのをちらと考えるのも面白かったわけで子供にも以下のように答えたのですが・・

 テッシーがああいう行動をとった最大の理由として、製作者が読み取って欲しいと感じたものは、

 私が理解した範囲では

1)テッシーは三葉と違う意味で境遇がかぶっていて三葉が大好きだったから・・三葉のためなら泥かぶってでも・・というところの動機が大きいのではないかと・・

2)超がつくオカルト・マニアでムーを愛読し無線通信の知識にも長けたものがあった・・
< 伏線が張り巡らされていましたよね >

 ( テッシーの部屋からして無線機やらがいっぱいで、あまりにマニアックな部屋だったのが観察できたし変電所を爆破する直前の含水爆薬を入れたバッグの中にもムーがこそっと入っていたのを観察できた。お守り代わりにしたと製作者は読み取って欲しかったのかもしれない・・ )

3)宮水家の能力的なものを三葉のお母さんの噂から少し聞き知って信じていて、三葉が最近つとにおかしいことにも気づいていた
 ( 想像力で補ってますが )

4)案外と胆力もあり正義感が強く、本当に三葉が言うことが正しいなら、生っちょろいことをやっても、らちが明かない、避難させるには、相当に乱暴だけれども、この方法でやるしかない・・と腹を決めた・・というのと‥併せて町の良くないところを破壊したい潜在願望もあったから・・といったところでしょうか?

さやかがああいう行動をとったのは、「 三葉も好きで、とりわけテッシーが大好きだったから 」というぐあいに読み取って欲しいという製作者の意図も垣間見えました。

その他の根掘り葉掘りの質問は内輪話で恥ずかしいものも含んでるので除外しておきます。



ということで

 この映画は、心の深いところの何かを刺激し、小さな勇気を掘り出すことにもお薦めであることは間違いないですが

最後に冷静コメントもしておきます。


 エンタメ、ファンタジー映画に現実的で実際的な( 伯方の塩)的冷静コメント<ツッコミ>を締めでするのもどうかと思いますが一応・・(;^_^A


というのも・・自身の体験上

縁というのは本当に奇跡的なものだけれども

出会った後のほうがより大事というのは実感してるからです。



出会った縁を生かす

困難な環境であっても意志力を堅固にし、小さな勇気を持続し
摩擦や軋轢を生じがちな人間関係を滑らかに安寧化しうる
愛( 結ばせる力 )の実力を養うのも大事だと思った次第です。





とりあえず、この映画の感想を、あれやこれや根掘り葉掘り私に質問してきたうちの子にも
理解できた範囲で、質問に、素気なく答えた後


「 あのね・・いくら好き同士になったからとて、全く違った背景と環境で生きてきた男と女が同じ屋根の下に暮らしたらいろいろあるんよ・・

出会ってからのほうが実は大変で恋愛成就や結婚はゴールインではないさね。

一気に燃え上がって燃え尽きるような盲目的恋と愛は本質的に違うやろ。

そこから信頼を少しずつ編んでいくほうが、もっと大事で、案外と難しいんよ・・
なので( お互いあら捜しせず目を瞑り合うことや )感謝はわりに大事なんよ 」

と( 映画の本筋と全く関係ない )大人の塩対応的コメントを( わが子に )しておきました。

( 理解できたかどうかは不明・・きょとんとしてたので恐らく理解出来てない )

そういうツッコミをするところが既に私自身が「おじさん」・・ということを証明してるということなんでしょう。(;^_^A





( 関連リンク )


「 君の名は。」のレビューと考察( 3数多用の秘密と小さな勇気の伝染  )