aamall

2017年06月18日

「 君の名は。」のレビューと考察( 3数多用の秘密と小さな勇気の伝染  )

メルマガ読者の方から

岡崎氏は映画は視られますか?
社会現象にまでなっている「 君の名は。 」についてどう思われましたか?>私は、いたく感動しました。


というメールがメルマガ読者のおひとりのTさんから寄せられたので、
「 君の名は。 」について書いてみます。

以下は、「 English edition」全曲トレーラー





この映画については知人だけでなく、娘からも薦められた※ので、( 気が進まなかったけれども )このブログ記事を執筆する半年以上前に視ました。


( 娘が私に薦めたのは、友達と見に行ったけれども、この映画がよくわからなかったので感想含めて私にいろいろ聞きたかったらしい )

とりあえず前情報なく視たので

ただのコミカルタッチの恋愛映画で大林監督の名作「 転校生 」的なものに
ファンタジー要素とアニメ的脚色を施したものだろう

男と女で、あるいは、親と子で、体が入れ替わっちゃったよ・・どうしよう?!困った・・

というホーム・ステイならぬ
ボディ・ステイ体験を描いたドタバタ作品は今に始まったものじゃないだろう・・・
という先入観があったのですが、、、いい意味で裏切られました。

繊細な光の表現が脳に贅沢でして・・映像も音楽も声優さんの演技も素晴らしかった・・人の霊性を刺激し生きる力を強くする優れた映画だと思いました。



 特に後半においては、何度も悲劇回避の未来改変は、もう無理だろう・・やはり難しかったか・・と想像させ匂わせる映像的演出も巧みに施されていたので・・

( 実際5回くらいもう無理だと想像させられ心内で悲劇を予想させハラハラさせた )
 
そのたびに心が振幅したので振幅度と言いますか・・揺さぶられ度が凄かったです。

視終わった後は、小さい伏線、大きな伏線が繋がって緊張が解かれ
´謎の感動´とともに呆然としたのを覚えています。

後述しますが、優れた映像作品は、いろんな感情を刺激され揺さぶられることになり、
結果的に心の深いところのわだかまりのデトックスになり、風通しがよくなることで小さな勇気を後押しする力になると思っています。


テンポが速く頭のなかで伏線を高速回収させつつ整理するのが大変だったので、
脳の体操にもよかったかもしれません。



( 実生活上では )

小さな勇気を持続することや前夜視た夢を用紙に書き出す「 夢日記 」をもう一度始めるきっかけにもなりました。




※以下の感想やあらすじは視た方じゃないとさっぱりわからないと思いますし、有名な評論家の方は酷評する方も多いみたいなので、個人的には、大の大人がこうして筆を奮うのは、やや肩身が狭いのですが・・(;^_^A

Tさんに書いたお返事に大幅加筆して、あらすじ含めネタバレの記事にしてみます。




先ず映画の序盤は、まさに想定通りコミカルタッチのドタバタで入っていったわけですが・・

彗星接近にまつわる大イベントを中心軸に据えて中盤から後半にかけて一挙に暗転しシリアス化していきます。

彗星は美しいもの、壮麗な天体現象として鑑賞し楽しむものという意味付けから

中盤においては、彗星接近は災厄をもたらすもの、、大切な人を奪うものへとパラダイムがガラリと転回し暗転するのは、

あれは最初の導入の美しい映像と台詞の刷り込みが効いていたし、
序盤のかけ合い漫才のような軽妙な展開に心が安心しきって無防備になり、すっかり忘れさせられてしまったというのもあったと思っています。

中盤になって一気に私の心のおしゃべり( 細かいツッコミ )が止んで映画に没頭していきました。


中盤の暗転を受けての後半は

彗星接近およびそれに伴う避けられない大惨事の事実を受け入れ
「 確定された未来 」において、自分に何ができるか?今からでも何かできないのか?
という苦悩から生まれた深刻な問いからの瀧の行動が駆動力になって展開していきます。


三葉の未来を知ってしまい、いてもたってもいられなくなった瀧は

それでも三葉にもう一度会いたい一心( 恋心 )で

数少ないヒントを手がかりに
「 体の入れ替わり 」のトリガーの一つ( ←三葉が造って奉じた彼女の半身の象徴体である口噛酒を飲む )を閃き実行し、結びの力を強めたこと。

これが事態打開のきっかけになります。

このときの( 生まれ直し )のプロセスで三葉の意識( 彼女が生まれてからの全ての情報 )に同調したことで三葉の使命、代々背負った使命・役割・召命的なものも瀧はおぼろげ乍ら感得してしまう・・

それと同時に

時間を遡及し分岐したものを組み直し<繋ぎ直し>て( 三葉ボディに見事ステイできた瀧 )は、

未来の情報を知って未来の記憶を保持した立場で

三葉・・そして町を彗星の隕石衝突から救うために、すぐに行動を開始します。


このへんの一連のくだりも・・

瀧の行動力や正義感が強く優しい性格含めて

瀧なら、すぐに勇気を奮い立たせて、そういう行動をとらせるだろうな・・というのは、

冒頭のほっぺの絆創膏のシーンやらお祖母ちゃんをすぐにおんぶする行動やらから
伏線が十分に効いてましたので違和感がありませんでした。

そうして、タイムリミットが迫ってる中で、瀧はテッシーらのよき仲間にも相談し事態打開の状況を準備して作っていきますが・・

計画遂行中に´己の力の限界´も思い知らされ一旦挫折することになります。


「 俺じゃダメなのか・・ 」という
( 三葉ボディにステイした瀧 )自身の台詞に、それが凝縮されているんじゃないかと・・・


考えあぐねた瀧は

町長( 三葉の父 )を説得し町を実際的に救うには三葉本人及び血脈の重みの力が絶対的にいると閃き、


時間の揺らぎが生じた( 時空の境目での )三葉との山頂での邂逅シーンで

彼女に想いのありったけを告げ、町の人たちの未来も彼女らに引き継ぎ託すことになります。

( ※三葉に引き継いだ瞬間、瀧が経験した確定された未来(記憶)にも揺らぎが生じ現実感覚を伴ったこれまでの瀧の記憶は< うつろう夢 >に変換され肉体感覚を伴う記憶も失うことになる。記憶を失ったということが未来が揺らいだことを匂わす状況証拠になっていると私は理解しました )

そうして、瀧から引き継いだ三葉本人、テッシー、さやかのよき仲間と・・さらには宮水家全体も連携して事に当たり町民を避難させることに奔走し

最終的クライマックスにおいては、このときのために町長になったともとれる父親に使命を思い出させ、説得するために、生命のありったけをぶつける・・

( これ以降の展開は想像力で補ってますが )

そういった主要登場人物たちの小さな勇気の連携が伝播し、その結集的な合力により歴史の上書きがされ

中盤における「 彗星接近・衝突は深刻な災いと苦悩をもたらした凶事 」という意味づけを・・

それを厳粛に受け入れた上で、この出来事がなかったら決して二人は巡り合うことはなかったのだ・・という奇跡の出会いへと、観ている観客の解釈を、再度くらりとパラダイム転換させ終着させていくというストーリーの流れと解釈しました。









この映画は、よき出会い( 結び合い )と交流をきっかけにし感謝出来るようになったことでパラダイムが劇的に転換されたということ
あとは「 想い(  決意 )の深まりと小さな勇気の持続 」によって人は変貌( 成長 )を遂げるきっかけになるんだよ、、

小さな勇気、利他的行為は決して自分の成長だけにとどまらない。

周りにも勇気や善意が伝染して大きな力になっていくよ・・というのも暗に示した映画と観ることも出来るのではないかと思います。

小さな勇気が周りにも伝播して連携され大きな力になっていく・・という実際の事例を探して挙げるなら

( 最近になってこういうことがあったというのをネットのニュースで知ったのですが )

暴走するトラックを目撃し、とっさの判断で勇気を奮って自車にぶつけ停止させた男性がいたのですが・・その勇気や善意が伝播したかのように連携されて3人が協力し合って一人の男性を救い大惨事をも未然に防いだ以下の記事なんかが、その好例と思います。

通勤中“奇跡の連携” 暴走するトラック目撃 自車にぶつけ停止、救出 
看護師が心臓マッサージ 3人に印西署が感謝状

https://www.chibanippo.co.jp/news/national/416953




こういったことを裏付ける研究もされてまして

「 つながり ●社会的ネットワークの驚くべき力 」の著書のカリフォルニア大学サンディエゴ校のジェームズ・ファウラー教授とハーバード大学のニコラス・クリスタキスらが行った研究によると・・「 集団において行動は感染していく 」というのが確かめられています。


この方の研究では「 肥満も禁煙も幸福も伝染する・・」
特に「 肥満が伝染する 」というのが、つとに話題になったことがありまして、ご存知の方も多いかもしれませんが・・

その趣旨は「 ある集団のうちの誰か一人が太ると、その人を除いたグループ内の平均体重が増加する・・その逆もあって誰か一人が( 決意をして )痩せると、その集団全体の平均体重も減る。」というものです。


ただし、この研究報告のより本質は「 ( 関係性の深いグループにおいて )行動は伝染しやすい 」というのが骨子かと思われます。


同教授らの研究によると誰かが決意し慈善行為( 利他的行為 )を行うと、ただ、それを観察するだけでも、( それが伝染し )自分も´いいこと´をするきっかけになるということも確認されているのだそうですから。






それに・・人は愛( 結ばせる力 )を自覚すると生きる力が強くなりパラダイムシフトが起こるんじゃないでしょうか?


随分以前に何かのアンケートの記事で知ったもので出典引用できませんが

助かるか助からないかわからない生還率30%未満というような大手術で奇跡的に助かるような方は

孫の顔を見たいとか、、愛したい理由、生きたい理由が強いほど助かる率が高いというのを目にしたこともあります。


出会い( 結び逢う )と良き交流により、良さを発見できて感謝できるようになり

愛( 結ぶ力 )も進化し男女の愛から、その愛が拡大し・・
アガペー的な愛( より高次、広範囲の関係性の結びの力 )に昇華・純化されていったように感じました。

 架空の映画ではありますが、多くの方が共感したのは、情的なリアリティをそこに見たからかもしれません。

( ※なお・・愛が純化していった理由については、そのプロセスがわからなかったのですが、想像力で補いつつ独自解釈でこの記事の最後段に記載しておきましたが )





映画の中から三葉が変わっていったプロセスとその理由を具体的に挙げるなら


主人公の三葉は、ど田舎暮らしで糸守の町のあまりに濃くて狭い人間関係に閉口し、

宮水家が守ってる伝統のせいで、父親( 現町長 )とも確執があり別居状態です。

見てるだけで息が詰まりそうなぎくしゃくした関係でしたよね。


母親とも死に別れ、祖母と妹との三人暮らしで一カ月の三葉のお小遣いは1500円以内の質素な暮らしです。


嫌々やらされてきた巫女としての神事的な行事も、やらされ感が強くて、只管つらいだけ、クラスメートにも冷やかされたりし本音は逃げ出したい。

旧名家の´宮水家の三葉ちゃん´として、しっかり者でいなきゃいけないという立場も
ストレスが多く嫌でしかない。


それら諸々が原因でクラスにおいても、隠れファンは多いものの「 ( 地味なのに)浮いた存在 」になってしまっています。

気心の知れた仲良し友達はいるけれども( いろんなしがらみに縛られ )息苦しい学校生活を送り町も好きでなかった。

町も家も・・全てが嫌で葛藤し心内でせめぎあい・・逃げ出したかったわけです。


ですが


三葉にとってはストレスで詰まらないこと
わけもわからず、祖母に促されやってきたこと・・古くさくてクラスの一部からも、からかわれ
重荷の種でしかなかったこと
それらの意味( なぜ?)や宮水家が背負った使命・役割・召命的なものを
瀧との良き交流で「 知った 」ということ

( 彗星最接近の1か月前くらいから高校生の瀧と10回程度入れ替わって、そこで体験したことと瀧とスマホで交流し、( 町のよさ )を再発見し、さらに未来の情報を共有し、やっと気づけるわけですが )

それらを知ることで、三葉の心のなかでパラダイムシフトが起こり
三葉の糸守町に対する想い( 態度 )もガラリと変わっていきます。

ここらあたりは、やや唐突に感じられたのですが・・そこは「 想像力 」で補って言外のものを読み取って欲しい・・という製作者の意図も何となく感じますが、、、

 三葉は瀧との交流で自身の置かれた状況を少しずつ前向きにとらえることができるようになって´感謝できるようになってエネルギー状態が高まっていった・・´ということではないかと・・
 
 映画を観察したら前半と後半の「 三葉本人の表情にも微妙な差がある 」
 瀧が三葉と入れ替わって瀧の意識が入った際の三葉は当然凛々しいわけですが・・映画後半の三葉本人の微妙な表情の変化からも凛々しさや強さが増しているように感じられました。



( 私見が入って脱線しましたが )

 三葉は瀧との交流で自身の置かれた状況を少しずつ前向きにとらえることができるようになって´感謝できるようになったということ





そうして


瀧から切に想われてることを励みにし三葉は苦しいことから逃げずに立ち向かう力を得て

受け継がれてきた宮水家の血脈の力も加わって
町の人たちを助けたい気持ちとして沸騰することになるわけです。




忘れてはならないのが

瀧の三葉への愛(  男女愛 )が三葉のあきらめない生きる力を取り戻し
駆り立て、後押ししたというところだと思います。


瀧に想われ、自分も瀧が好きで、何としてでも生き延びて
もう一度会いたいという切なる気迫が、転んで力も尽き、
あきらめかけた時にも立ち上がる力になっています。


それを裏付けるシーンが

坂で転んで気を失いかけたところから三葉が、よろめきながらも再び立ち上がって勇気を奮い起こして走り出す・・

思わず・・頑張れ!あきらめるな!と祈り、拳を固めて応援したくなる・・あのシーンでしょう。
( 背筋に気が流れて鳥肌が立ちました )

愛を知り意味や目的を発見すると人は強くなるのでしょう。

町民避難の実権を持つ現町長である父親を説得する直前の三葉の鬼の形相にも、

  そういった男女愛による想いの力と伝統に練られた血脈の力が´ 合わさった力 ´として象徴され印象的なシーンになっていました。

父親( 町長 )が三葉の気に完全に呑まれていましたよね。
 ( ここも、ぞわわっと鳥肌が立ちました )




そうして、愛が純化され、高められて、ぐるりんと一回りし・・時間を経て何とも愛おしく穏やかな男女の出会いに収束していきました。

なお、私が鳥肌が立ったシーンが詰め込まれた映像は以下の公式MVの後半( 4分25秒くらいから )に凝縮されていました。









 言語化するのがなかなか難しいわけですが・・映画から何を感じ、くみ取るか?というのは人それぞれかと思います。

解釈と理解を間違ってるかもしれません。
 私が理解し< 想像力で補った部分も含めて >咀嚼した範囲で書いてるわけでトランスパーソナルも含んでる‥と言われれば含んでいたかと思います。

転生説とか並行的多世界( パラレルワールド )とか、代償の法則・・さらには、ツインソウルやソウルメイト的なことも含まれてた気がします。

 あんまり書くと、感想を書いた人の個性( 感性 )・・背景的なもの・・何に注目し、どこを観察し、そこに何を投影してるか?ということまで読者にバレバレになってしまう・・まあ、お里が知られてしまうわけなので、ほどほどに書かないといけないわけですが、、、(;^_^)

 とにもかくにもブログ読者の中に、この映画のコアなファンや関係者がいたら、私の理解不足を指摘され怒られるかもしれないんで前もって謝っておきます )







先に列挙したシーン以外で印象に残ったものを幾つか挙げるなら


◎時間の揺らぎをが生じることで( 時空の境目で )時空を超えて二人が邂逅できたシーンが
深刻なシーンなんですが、実に初々しく微笑ましいです。
 思わず笑える掛け合いもあって格別によかったです。


それ以外で印象に残ったシーンを思いつくままに列挙するなら


〇節目のシーンにおける三葉、瀧のそれぞれの「 涙 」が印象的

 涙が自分でも気づけない´全て´を知って物語っているということなのでしょう。
 

〇三葉が疾走するシーンが幾つか出てきますが、三葉ボディにステイした瀧を含めて、とにかく走るシーンが、どのシーンも惚れ惚れするくらい、その姿が格好いい( 姿相が美しい )
 ( 思い出すだけでα1波が出る )

〇妬みから陰湿な陰口をたたく輩から三葉及び( 三葉の体にホームステイ・・もといホームボディした瀧自身 )を守るために美術室で机を蹴り倒して、、これ以降は、嫌がらせグループに文句を言わせなくするシーン


〇( 想像力で補ってますが )主要登場人物たちの利他的小さな勇気が伝染し積み重なって

( これらのひとつひとつの行為は一見頓挫し無駄に見えますが・・)

終局的には町長の非常に厳しい崖っぷちの決断の段差を下げ大きく貢献したであろうこと


さらには


かなり切ないですが・・

〇瀧を好きになっていることにやっと気づいた三葉が瀧に会いに東京に行く決意をしてからの道中の葛藤や結末のシーン(伏線回収の回想シーン)

※音楽とセリフがマッチし、台詞との「 間(ま)」が絶妙で私みたいな大の大人ですらも音楽聞くだけで台詞や映像が蘇って、三葉の葛藤やいじらしさと受けたショックに心を持っていかれそうになるので多感な中・高・・大学生生でしたら、痛みを催すほど心を揺さぶられる学生さんらも多いんじゃないかと思いました。





その他気づいた点は



●割れた隕石が宮水神社の近くにある宮水三葉の家を直撃する形で落ちている

 宮水家が代々背負ってきた使命と史実を符合させ映像で明示している
 ※瞬間的なシーンだったので私の記憶違いかもしれませんが・・
   レンタル出来るようになったら確認してみようと思います。


●日本の神事や日本的な調和美満載で、ちょっとした映像やさり気ない会話で巧みに登場人物の心情や、その後の展開を暗に匂わせている

例 ▽トンビの飛ぶ高さが登場人物たちの気持ちの浮き沈みを象徴しているように見えた
  ▽天候とかも登場人物の心情を反映していて、瀧が三葉の生きた証を探しに旅館を出て山頂のご神体のあるところに向かう途中、瀧の強い悲しみと絶望を表わすかのように雷雨になっている
  ▽告白は上手くいかないことを、テッシーに借りた自転車が落ちて壊れることで暗示
  しかし、かろうじて三葉から組紐を受け取って希望はまだ残されていることも、何とか無事に着地し体勢を立て直すことで暗示
  ▽瀧が三葉および糸守町民を救うことを決意し、おばあさん( 一葉 )と話すシーンで茶柱が2本立っている( 吉兆の暗示 )
  ▽三葉が父親( 町長 )説得のため役場に向かう途中の坂で転倒した際、意識が飛んだことをトンボが飛び立つことで暗示
  ▽四葉との神事の舞自体が、彗星落下の一連のことを暗示している
  ▽国語の古典の授業でカタワレ時に起きそうなことを暗示
  ▽おばあさんの台詞 「 よりあつまって形を作り、捻れて絡まって、時には戻って、途切れ、またつながり。それが組紐。それが時間。それがムスビ 」これが、謎を解き、今後の展開をも匂わせる重要な台詞になっている
 ( この量子論的考察も面白い )
  
●日本の神話や神事にまつわることが明示的に多用されている

お祖母さんの台詞なんかは、日本神話を凝縮してるので言わずもがな・・なのですが

▽三葉は神社の神職の娘の一人として巫女としての修養を積んでいる( 神楽舞、口噛酒 )
▽瀧の通う高校の名前は神宮高校で、通っている高校では神宮祭が企画されている
▽風景描写も注連縄(しめなわ)が張ってあるご神木の描写があったり、神社にまつわる風景が、ちらちら挿入されている
▽最後の出会うシーンを四谷の須賀神社前の階段にしているetc

そういう意味で大枠の流れに古事記の伊弉諾、伊弉冉の創世神話( 国産み物語 )がバックボーンにあって複層的に・・最底流において重ねているのじゃないか?という以下のブログ記事の考察は私もその通りだと思いました。

https://note.mu/noyasuyukio/n/n5e671af13774



●三という数字にまつわることが暗示的に多用されている
 ※「 結び 」というのを意識したからではないでしょうか?

  結ぶためには、2つの相対関係があって、更に、その間に流れる力を媒介し繋ぐ(結ぶ)何かが必要で「 3 」という数字に象徴されるとも言えますから。

 思いつくままに例示すると

 ▽葉という名前 
 ▽三葉、四葉(妹)と祖母(一葉)の3人で暮らす
 ▽一葉、二葉、三葉(四葉)の三世代の血脈
 ▽前々前世( 三代遡る )
 ▽こんな濃くて狭い町は嫌だ!来世は東京のイケメンにしてください!と言って三葉が鳥居前で大声で絶叫し、願掛けしたとき反射して返ってきた´こだま´が3回
 ▽3年(2013年と2016年)のタイムラグ( 時間軸のずれ ) 
 ▽隕石は1200年周期。今回で3度目の落下を匂わせている
    ( ご神体のあるところにできたクレーター、糸守湖 )
 ▽彗星接近という出来事に対する観客のパラダイム・・意味解釈を3度変更している
  序盤は、「 壮麗な天体現象 」 中盤は「 災厄をもたらすもの 」 終盤は、全てを受け入れた上で、これがあったから決して巡り合うことのないはずの二人に奇跡の出会いがあった・・という「 災いの中の祥事 」というパラダイムに終点させている

 ▽瀧と三葉は3歳差で実質3回対面で逢って会話し、3度目の正直で、新しい可能性を掴んでいる
 ( 瀧が中学生のとき<1回目 ただし諸事情で失敗>、カタワレ時に時空を超えて<2回目 成功はしたが生活圏を共有することは出来ない>、歴史改変した後に最後のシーンで<3回目 新しい再会として時空間を共有し生活をすることを匂わす> 
※ただし電車で目が合ったシーンは会話してないので除く )
 ▽結びを司る重要な3つのアイテム( ミサンガ的な組紐、iphone<スマホ>、口噛酒 )
 ▽三葉、勅使河原克彦( テッシー)、名取早耶香( さやちん )の3人組の仲間
 ▽瀧、司、真太の3人の仲間 ▽三葉に嫌がらせする3人組 ▽瀧、司、奥寺先輩の3人旅etc

 まだまだあるかもしれません。 

 この記事書いた後に調べたら以下の記事もあり、同じことを指摘してる方もいましたので引用しておきます。

「君の名は。」の「三」が持つ深すぎる意味に注目!


海外の方が指摘してる「 君の名は。」のトリビアもありました。




なお、娘からも質問されたものに自分なりに理解して答えたものとも少し関係してくるのですが

どこか咀嚼しきれず消化不良でモヤモヤした点は・・


糸守町の人的被害を最小限に食い止めるために

町の皆が助かるのなら自分達が犯罪者として厳しく裁かれ少年院送りになっても構わない
後ろ指をさされて町におれなくなっても厭わないという覚悟


 映画のなかでは魅力的な脇役( テッシー、さやかを含めた )3人(正確には4人)とも理性と常識、良識をわきまえた高校生なので、その想像は働くはず・・



( 架空の映画ではありますが )そんなこんなで、とにかく社会的死を覚悟したギリギリの決断をしたわけで

あんなに勇気を振り絞って泥をかぶる覚悟をし奮闘したのに


歴史修正の代償( 見返りに、大事なものを捧げるということ )で

誰からも顧みられることもない・・

町の人はもちろん、汚れ役を覚悟し献身的な役割を果たした当の本人たちですらも、歴史の組み直し、塗り替え過程で、その記憶が薄れ、つじつま合わせ的な改変がされているらしく・・映画を見てる観客だけが、神さま目線で、その全貌を知ってるというもどかしさでしょうか?


( この映画・・少し間違うと危ういわけで・・設定上、これでいい・・ということなんでしょう。

こうしなければならないわけで、ここも、これでいいわけですが・・)



 





ということで、どう伝えていいか??言語化表現作業がとても困難でして・・まとまりを欠いてますが

このブログをお読みの方で、「 君の名は。」という映画を、まだ視てない方・・あるいは、1度視た方で、もう一度観たい方は、

息抜きがてらにぼーーっと見ることで心の深いところのデトックスになり、心身の風通しを良くする・・更には・・この映画は精神性も非常に高いので人間本来の霊性も刺激されてよいのじゃないかと思います。


7月26日からレンタル開始になるようなので・・


なお


とにかくリーズナブルに視聴したいのでしたら7月26日からレンタル開始されるので、そのときにTSUTAYAなどでレンタルするというのが方法です。

ですが、恐らくレンタルショップでレンタルするには、この映画は人気があって、なかなかレンタルが難しく( ほとぼりが冷めるまで )視れないかもしれません。


 ですので、早く見たい・・あるいは、もう一度見て確認したい方の場合はAmazon Primeビデオでレンタルで視ることも検討したらよいです。
 
 面倒なので詳細は書きませんが

 Amazon Primeの画面からタイトルバーの「 Primeビデオ 」をクリックし
「 君の名は。」で検索するとよい



DVDで視たい方やいろんな特典が欲しい方の場合もAmazon Primeはチェックしておいてもよいかもしれません。



 私の場合はテレビを見ない代償と申しますか‥その代わりというような感じで
Amazon Primeは利用してたりなんかします。


 ご存知の方も多いかもしれませんが月400円( 年額3900円 )にしては、特典がいっぱいです。

 「お急ぎ便」と「お届け日時指定便」がいつでも無料で利用できるのは利用してる方なら誰でもよくご存知かと思いますが

 100万曲以上の楽曲やプレイリストを聴き放題だったり、高画質で視聴できる大ヒット映画等も視聴できる・・


 それに意外に知られてないのが「 ホビー・実用のPrimeビデオ 」でして、これが良質なものが多く月400円にしてはコストパフォーマンスは、かなりよいです。



 実用( 実利的 )コンテンツも豊富でして英語のものが殆どというのが玉に瑕ですが

「 ホビー・実用の ´How toもの´だけでも2000タイトル近くあったりなんかします。

 

( ホビー・実用のPrimeビデオが豊富にあることなんかも案外知られてないわけですが・・ )ホビー・実用のタイトルバーから´How to´という検索語を入れるだけで、出るわ出るわ‥英語の習得法やら、キッズ英語・・難しい料理を手軽に作るノウハウ、ギターの弾き方・・自己催眠法等いろんなコンテンツがぞろぞろ出てきますんで。

 今まで黙ってたわけでネタバレをしてるわけですが、私の情報源・・アンテナを張ってチェックしてるものの一つだったりします。



 なお・・ホビー・実用のPrimeビデオのなかで、時間を見つけてちょこちょこチェックしたなかでの最近のお気に入りは


Mind-Body Therapy 2006


How to use your intuition to help you make decisions

あとは・・

イラストを描いたり絵が好きな娘に教えてあげ喜ばれたLearn How to Draw Anime Manga Characters 2017です。

 


最近視聴した映画ではイギリス政府が50年以上機密扱いしていた史実を基に作られた以下の映画

イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(吹替版)

これはいろいろ思うとこがあり考えさせられました。

余談ですが、ここ2,3年のうちで最もよかった外国映画は
きっと、うまくいく(字幕版) 2013 でして、最初の10分間耐えられ馴染んだら引き込まれるかもしれません。

正直、「 君の名は。」と、どちらがよいか?と聞かれたら甲乙つけ難い・・というくらいの出来でした。

※Amazon primeは年額 3900円( 月額400円 )の割には、非常に多くの特典やサービスがあることで有名で、解約も簡単ですので。

Amazon prime解約方法
 
 
Amazon primeの特典や・・やや面倒ですが年額 3900円を減額できる方法などをまとめた以下のブログも参考になるかもしれません。


Amazon prime特典及び年額 3900円を減額できる方法

http://okane-blog.com/amazon-prime/




ということで、Amazon primeの紹介をし少し脱線しましたし、どう伝えていいか??言語化表現作業がとても困難でして・・まとまりを欠いてますが



とにかく「 君の名は。」という映画は非常にバイブレーションも高く人の霊性の深いとこに訴える´何か´がありますんで、もう一度見たい方にもお薦めです。
 ( 私も記憶があいまいなので確認してみようと思っています )








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小説君の名は。 (角川文庫) [ 新海誠 ]



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