「 天風哲学では悲しんだり、怒ったりしてはいけないとあるのですが、ニュース
などで悲しいニュースを見ても、悲しんだり怒っては駄目なのでしょうか? 」
というご質問をいただきました。
これもよくご質問がありまして
天風哲人の方法を真剣、熱心に実践している立場からお答えするなら
( ただし、私( 岡崎 )は、別に天風会員でもなんでもないですので、これが
天風会の公式見解とされたら困りますので、念のため申し添えます。(^_^;) )
自分自身の感じせしむるアンテナとも言うべき
感応性能が積極化しないうちは
心を暗くさせたり
恐れさせ、怯えさせたり
卑猥・猥雑にさせたり
不安にさせたりするニュースやら映像・音声はシャットアウトしたほうがいいですよ。
出来るだけ
明るく強く清く
颯爽と元氣になるものだけを取捨選別して観るほうがいいかもしれません。
もちろん
悲しくつらく悲惨なニュースを観て
人の不幸を自分のように嘆き悲しむといったことは
人として、とても尊いかと思います。
私( 岡崎 )もそのように思います。
ただ
私の場合は
悲しく、暗いニュースやら
不安にさせたり不平不満を煽る類のニュースやらなどは、極力見ないようにしていますし
( 基本的に、ほとんどテレビを見ていませんが )
「 ( 悲しいニュース映像等を見て )人の不幸に同化し、あたかも自分の
ことのように同情し悲しむ 」というようなことは
( していない )です。
思考は現実をつくる という観点から
明るいニュースなどで他人が喜んでいる姿を見て
他人の幸せな姿を自分のことのように( 共鳴し、同調・同化し )喜ぶというのは
積極的な( 相手の )思いに同調しますので
精神衛生上も精神科学的にもいいですが
人の苦悩やら不幸と同化し、あたかも自分のことのように嘆き悲しむということは
自分自身の心を
消極的な( 相手の )思いに同調させることになります。
結果的に
あなたの心に( 他人の不運命や不幸と同調することで )
「 ( よくない不運命やら不幸 )を思わせたり、考えさせたりすること 」に
なりますので
( ご自身を大事にして
しっかり守る )という意味でも
思考は現実をつくる という観点からも
毅然として
そういった映像に感情移入を極力避けることもお試しになってもいいかもしれません。
まずは
動じにくい強くて大きい自分自身を
少しずつ確立していくことであろうと思います。
ちなみに
何らかの摩擦やら軋轢などのストレスを感じる不都合な「 出来事 」があった
ときやら
消極感情が湧くのは、やむを得ないです。
私( 岡崎 )だって
この間抜け!って、あんまり尊敬もしてもいない方に言われたら
ムッとします。
ムッとするのは人間ですから止むを得ませんが
問題は
「 その後 」です。
消極感情の昂奮するままに
肩を怒らせて( 上げて )
呼吸を浅く・・鼻息を荒くして
氣( 血 )を頭にのぼらせて
血氣怒氣で
われを忘れて
怒鳴り散らしたり怒りちらしたりして「 身体の取り扱い方 」で
消極感情を、さらに増幅するのではなく
すっと
クンバハカ体勢で
消極感情の波のショック衝動をいなす・・ということです。
消極感情を
「 身体で 」増幅することをやめて、肉体生命を守っていて
潜在意識ともつながっている大事な神経系統に与えるダメージを和らげるようにすると
いうことです。
何らかの突発的な出来事があって
緊張や恐怖、恐れやら怒りを感じるのは人間ですから当たり前です。
私だって不安になったり緊張することがあります。
叱ったりもします。
( そういったことは相当に減ってますが・・ )
問題は
その緊張や恐怖やら不安を感じたときに
「 身体の扱い方 」で緊張や恐怖、怒りを和らげず
例えば
言葉だけで
緊張するな!とか
恐れるな!
怒るな!とか( 自分自身に )言ってもなかなか難しいということです。
クンバハカという難行苦行にも耐えうるような体勢をして( 入れて )
呼吸を深くして
恐れない!
と自分に強く言い聞かせたら
身体の扱い方と言霊の
相乗作用で
緊張がふっと解けていきやすいということです。
卑近な例では
( 身体の扱い方は )スキップして顔は( うそでも )笑わせながら
( 心は )怒ることは相当に難しいですよね。( 汗
確か、これは以前のメルマガでも書きましたね (^_^;)
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