『 7つの習慣 』のミッション・ステートメントのすばらしい効用
スティーブン・R・コヴィー氏は「7つの習慣」の中で、大きな自己改善を望むなら、自分自身のあり方、見方( 固定観念 )に大ナタを振るうべきであり
そのためにも、自分自身の人生の脚本家は、他人や周囲であっては決してならず・・
内的安定性や自尊心、自制心を高めて生活の主導権を取り戻すべきであるとおっしゃっています。
そして、自分自身の内的安定性を高めて、自制心や自尊心を回復させるには
自己責任の原則を受け容れつつ、社会に存在する過去の伝統、因習、旧来の考えという集団意識的『 社会通念 』という外部からのプログラムの存在にも
氣づきつつ
そういう環境や周囲からのネガティブな条件づけの影響を最小限度に食い止めて( ← 環境からの良くない感化や好ましくない暗示・ストレスを最小限に食い止めるには、身体の使い方では、クンバハカ体勢・・想念帯を厚くするという観点では断定暗示や命令暗示( アファメーション )が効用が高いと私は思います。)
なぜなら、天風という方の方法論( 心身統一法 )は、きちんとやりさえすれば
ものの見方や感じ方を積極的にし
強く明るく朗らかにする
最も簡単で
安全で
時間を必要としない
専門技術も要らない
最短な方法だからです。
7つの習慣は、名著ですが天風という方の方法論( 心身統一法 )ほど
「 成功の実現 」( 日本経営合理化協会 中村天風述 )に書いているように
以下の2点を深めきれていませんので・・。
ただし、7つの習慣のほうが深めている部分もありますが・・。
1 ものの見方や感じ方が消極的になってしまった理由
2 ものの見方や感じ方が消極的になってしまい生命力が衰えた状態から
どうしたら、感じ方を積極的で朗らかに明るくし心の態度を積極化できるのかという方法
一方でコヴィー博士は
自らの中に人生のシナリオ( 脚本 )を書き直す力が内蔵されていることを自覚し
それらのシナリオを良心や意志力、想像力を駆使して新たなシナリオを書くようにしてください!と薦めています
もっと具体的には、自分だけの個人のミッション・ステートメント( 個人の憲法 )を作るように促しています。
ミッション・ステートメントというのは、日本人には聞きなれない言葉ですが
企業が自らの経営理念や社会的な使命を簡潔に示し、あらゆる行動指針の根本に据えることを宣言したものです。
例えば、トヨタグループの全経営者、全従業員のよりどころとなって、今日の繁栄と団結の基礎となっているとされる『 豊田綱領 』には次のように記載されています。
一、上下一致、至誠業務に服し産業報国の実を挙ぐべし
一、研究と創造に心を致し常に時流に先んずべし
一、華美を戒め質実剛健たるべし
一、温情友愛の精神を発揮し家庭的美風を作興すべし
一、神仏を尊崇し報恩感謝の生活を為すべし (「豊田綱領」豊田自動織機40年史より)
コヴィー博士は、企業では、作るのが当たり前のミッション・ステートメントを
自分自身にも適用しましょう!と主張している訳です。
で、いきなり作れと言われても・・ちょっと・・という場合に
このブログでも何回も書きますが
ミッション・ステートメントを作るにあたって『 自分の葬儀の場面 』をありありと映像化し、参列した家族や友人、同僚達からどんな風に語られたいかを思い浮かべ、そこから導き出されるものをベースにすることを薦めています。
私たちは、普段の生活では、慌しさ故に「 今 」から、仕事や家族との関係、友人、コミュニティのあり方、見方を考えがちですが、「 人生最後の日 」から考えると、ものの見方や見つめ方が本質的になって、変わってくるものだと言われます。
私にとって『 人生最後の日を描く 』というイメージ・ワークは、結構ドキドキさせられたアイディアでした。
以後、何回か、折にふれてやっているイメージ・ワークですが、一番最初にこのワークをやったときのインパクトは非常に大きかったですね。
これまで自分の最後の瞬間を想像したことはありましたが、( 特に、親類縁者の葬儀に参列し、荘厳な雰囲気に包まれた際、いずれは私も・・と・・ )
そのときに、感慨深く思っていたことは最後の瞬間に大往生できるのかな?
悔いを残さず、最後の一息を吐くことが出来るのかなぁ?と【 自分自身のこと 】を思うばかりで
私自身が、家族や子供、同僚、友人、周りに【 どのような影響( インスピレーション・・あるいは、警告 )を及ぼしたのだろうか?ということは深くは考えてもみなかったんですね。
最近、この葬儀のイメージワークをして、やや自分自身の進歩を感じるのは
やはり、自分は家族・・特に子供たちや友人、知人に少しでもインスピレーションを与える生き方ができ
関係する方に、「 こんな生き方を教えてくれてありがとう。私の人生観は、あなたのお陰で、180度コンバージョンして、かけがえのない夢を成し遂げることが出来ましたよ! 」と言ってもらえるような人間を目指したいなぁという思いが湧くようになったことですね。
個人の憲法( ミッション・ステートメント )というと、とても難しく、感じますが、
あまり、肩の力を入れて考えるのではなく、先の記事で『 残業時間 』を減らし、心の余裕を取り戻して
金曜日か土曜日の就寝前のうとっとした固定観念が緩みやすい・・心の暗示感受習性の高まった時間帯に
「 私は、どんな人生を送りたいのだろうか? 」という自問自答を投げかけつつ、心の奥底の価値観に耳を傾けて・・
そういう思いを紙に書いてみることで、
ぼんやりした漠然としていたものが形になってくるのかもしれません。
私も、自分のミッション・ステートメントを作ってはいますが、結構( 尊敬する )天風先生の影響を受けています。
私の作成の仕方は、ご覧のあなたの参考になるかはわかりませんが、最初は、物真似で済ませていました。( 笑 )
というのも、いきなり、価値観や役割を明確にしなさい!と言われても( 恥ずかしながら )出来なかったんですね。
ですから、天風先生のミッション・ステートメントは何だったんだろう?と自問自答して生活信条を探っていったら
天風先生は、寝入りばな( 枕に頭をつけてから寝入るまで )に
『 今日1日 “ 怒らず、恐れず、悲しまず”を実行したかどうか 』
『 “ 正直、親切、愉快 ”に人生の責務を果たしたかどうか 』と自己点検し、
心の態度を( 意図的に )積極的な方向に向かわせて、積極的に生きたか?
を吟味することを習いにしていた・・ということを知ったんです。
ですから、多分私が思うに天風先生のミッションステートメントは、
今日一日
怒らず 恐れず 悲しまず
正直 親切 愉快に
力と 勇氣と 信念とをもって
自己の人生に対する責務を果たし
恒に平和と愛とを失わざる
立派な人間として生きることを
厳かに誓います
( 中村天風 成功手帳 2005年 より引用 )
ではないか・・と直感し
最初は、この文章を手帳に書き出して私のミッション・ステートメントにしたんです。
そうして、ひとつひとつの言霊を生活の場面でどういうふうに定義するかについて、説明文を添えて作っていったんです。
例えば『 親切 』という言霊を具体的にどのような生活空間で適用すればいいのか?といった具合に
知的創造の原則を駆使し、脳全体を活用して
具体的には
右脳の想像力を駆使して、以前だったら反応的になって『 不親切 』になりやすい場面で、『 親切 』に振舞っている自分自身を想像したりして、左脳的な言葉で説明を加えるようにしたんです。
そうしていくと、( 私のような凡夫でも )生活の場面に密着しているため、効果が結構あったんですよ。
ご覧のあなたも、あまり大げさに考えないで、脳全体を使って、手を動かして、ミッションステートメントを作ってみてはどうでしょうか?
最初は、どなたか共鳴できる方の模倣でもいいと思います。
ただし、具体的な説明文は、ご自身の生活シーンに併せて、あなただけのシナリオ( 説明文 )を言語描写して添える必要があるとは思います。
( こういう箇所は、天風哲学にはないアイディアです。)
( 参考記事 )
夢を叶える宝地図のこと・・ちょっとした秘訣
↑ ↑ ↑
この宝地図・・有名ですが・・うまくいく方とうまくいかない方・・思いっきりワカレルようでして・・・私も原因がよくわかりません。
↓ ↓ ↓
願望実現のパターン 潜在意識が活性化すると 無意識の活用と自己実現
何れにしろ・・どんな能力開発やら自己啓発の学習をするにしろ・・
心のお手入れといいますか
潜在意識のクレンジングが重要というのは・・非常に痛感します。
宝地図の実現力を高める方法 自己実現( 願望実現 )・・自己啓発のためのテープ学習
とかも参考になるかもしれません。
欲する事柄をグングン引き寄せる・・習慣化のための日常心得
上記をベースに・・ご自身のライフスタイルやら
好みに応じて・・それぞれアレンジ為さってもいいかと思います。
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